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シェレンベルガー指揮カメラータ・ザルツブルク倉敷公演



珠玉のモーツァルト・プログラムと名付けられたシェレンベルガー指揮カメラータ・ザルツブルクの倉敷公演を聴いた。


プログラムはすべてモーツァルトで、「フィガロの結婚」序曲、ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」、休憩をはさみオーボエ協奏曲と交響曲第40番というもの。


一曲目のフィガロからして、正直なところ期待はずれだったなあ。オーケストラは宙に浮遊するような軽やかな音色をもっていたが、いかんせんバラバラで全体の意思統一がなされていない感じ、これはやっぱり指揮者の責任だよね…


戴冠式では、聴いてみたかった小菅優が登場。技巧的なこの作品を軽やかに美しい音で弾きこなし、会場を多いに魅了した。オーケストラもグイグイと引っ張り、緊張感に満ちた演奏だったけど、強いて言うならばもっと遊び心があっても良かったのではと思った。



後半はシェレンベルガーお得意のオーボエ協奏曲。彼の録音はよく聴いていたし、ベルリンフィルを初めて生で聞いたときも彼がのっていたので、凄く感激したのを覚えている。
あの暖かみのある音色はそのままで素晴らしかったけど、やはり寄る年波には勝てないねえ…。時々残念な箇所も散見された。


交響曲は退屈そのもので寝ちゃいました。シェレンベルガーは素晴らしい音楽家であることは疑いの余地はないけれで、素晴らしい指揮者かと言われれば疑問が残る。


全体的には期待はずれの演奏会であった感は否めない。

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プロフィール

Noritaka ITO

Author:Noritaka ITO
伊藤憲孝(いとうのりたか)‐ピアノ

1978年生まれ。オランダ・アムステルダム、ドイツ・ベルリンで研鑽を積み、イタリアで行なわれた第18回“チタ・ディ・ヴァレンチノ”国際コンクールで第1位を受賞。日本国内主要都市をはじめ、アメリカ合衆国、ドイツ、オランダ、オーストリア、スロヴァキア、イタリア、セルビア、マレーシア、韓国など世界各国で演奏を行なっている。その演奏は、The New York Times(アメリカ合衆国)をはじめ、Die Neue Zeitschrift für Musik(ドイツ)、Rundfunk Berlin-Brandenburg(ドイツ)などで取り上げられている。スロヴァキア国立歌劇場管弦楽団をはじめ国内外のオーケストラとの共演。室内楽奏者として、NHK交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、香港シンフォニエッタ、マレーシア国立交響楽団各奏者との共演など、活発に活動を行なっている。
 
録音は、国内でディスク・クラシカよりCD <Beethoven, Activated>と<ベートーヴェン/リスト:交響曲第7番他>をリリース。ヨーロッパにおいては、ベルリンのKreuzberg Recordより世界初録音の4曲を収録したTrio kuのCDアルバムがリリースされている。
また、iNos Recordsよりインターネット配信限定となる<ムソルグスキー:展覧会の絵>、<ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番>がiTunes、AmazonMP3などを通して世界111ヶ国の国と地域にリリースされている。
 
現在、福山平成大学准教授、エリザベト音楽大学大学院非常勤講師をつとめると同時に、マレーシアのSEGi College universityでのマスタークラス、トーキョーワンダーサイトでのワークショップなど、各地で後進の指導を行っている。

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