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【速報】ロータスにグロージャンで、可夢偉は事実上シート断念

朝起きると、ついにロータスの二人目のドライバーが発表されていた。

結果は今シーズンと同じくグロージャンを起用し、すでに10月に残留が発表されていたライコネンとコンビを組むことになる。


「KAMUI SUPPORT」でシート獲得への資金集めを行っていた小林可夢偉は、ロータスのシートに狙いを定めていたようで、日本企業と募金を合わせ800万ユーロ=およそ9億円が集まったことを明かしたが、これで事実上シートを断念したことになった。

小林可夢偉にとってロータスのシートを獲得できれば、最も理想的であっただろうが、そうは簡単にはいかない状況だった。

グロージャンはチームにフランスの石油メーカーであるTotalから、およそ10億円ともいわれる支援を持ち込んでいるし、何よりもチーム代表を努めるブーリエは、グロージャンの個人マネージャーでもあるからだ。

それでもロータスがここまで発表を遅らせたのは、相当の議論があったのだと思うが、結局は予想通りのところに落ち着いた感がある。


残りのシートは、フォース・インディアに1つ、ケータハムにひとつだが、フォース・インディアはおそらくスーティルの復帰で決まりだろうし、ケータハムは戦闘力的に可夢偉が望んでいない場所だろうと思われる。また、今日をもってKAMUI SUPPORTの受付も閉じたようなので、これで2013年のシート断念はほぼ確実だろう。



これから、小林可夢偉としては2014年シーズンのシート獲得を目指していくことになるのだが、どの選択肢を取るのが最も近道となるのだろうか?

いくつかのオプションを考えてみた。


1.ピレリタイヤのテストドライバー

これが最も可能性は高そうな気がする。今シーズンの序盤から中盤を思い返しても明らかなように、タイヤへの理解が結果へと直接的に結び付いたシーズンだといえる。そのタイヤへの理解を一年かけて深めていけることは、大きなアドバンテージになってくる可能性があるだろう。また、各チームのリザーブ兼テストドライバーとなったとしても、現在のテスト制限では十分に走り込めるとは思えない。そういった意味でも、型落ちのマシンとはいえ、タイヤへの理解を進めながら、かなりの距離を走り込めることは利点だろう。
とはいえ、不安要素もある。というのも、今シーズンのピレリのテストドライバーであったアルグエルスアリは、来シーズンのシート確保が困難のようで、いくらピレリへの理解が高くても直接シート確保へは繋がらないとみていいだろう。


2.マクラーレンのリザーブドライバー

マクラーレンの都合は置いておいて、可夢偉の都合上からのみの視点だが、マクラーレンのリザーブドライバーは、もしかするとチャンスが転がって来るかもしれない。というものハミルトンが抜け、来期からはペレスが加入するわけだが、彼の後半戦での散々な出来をみると、果たして名門マクラーレンのシートに値するのか、疑問符が付くからだ。もちろんマクラーレンとしては、長期的視野でのペレスとの契約締結だろうが、そこは名門チームだけに、序盤から不振が続けば急遽可夢偉へのスイッチもあり得るだろう。かつて、アンドレッティが鳴かず飛ばずで、あっという間に解任されたことが繰り返さないとは言えないのだ。名門だからこそのプレッシャーがそこにはある。


3.ロータスのリザーブドライバー

ロータスがここまで決定を遅らせたわけだが、今シーズンの候補ドライバーに可夢偉が入っていたことはほぼ確実なように思う。そのままの流れでリザーブドライバー就任は十分に可能性があるだろう。ロータスはグロージャンと契約したとはいえ、グロージャンが今シーズンみせたミサイル特攻をまた繰り返さないとは限らない。序盤から特攻が続けば、流石にブーリエも庇いきれず、解任ということもあるだろう。そう考えると、レギュラーシート以外で、最もレース出場が可能なポジションはロータスのリザーブかもしれない。



僕は特に小林可夢偉のファンって訳ではないけれど、やっぱり彼はF1を面白くしてくれる一人だし、必要なドライバーだと思っている。


2014年には、是非勇姿をみたい。

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プロフィール

Noritaka ITO

Author:Noritaka ITO
伊藤憲孝(いとうのりたか)‐ピアノ

1978年生まれ。オランダ・アムステルダム、ドイツ・ベルリンで研鑽を積み、イタリアで行なわれた第18回“チタ・ディ・ヴァレンチノ”国際コンクールで第1位を受賞。日本国内主要都市をはじめ、アメリカ合衆国、ドイツ、オランダ、オーストリア、スロヴァキア、イタリア、セルビア、マレーシア、韓国など世界各国で演奏を行なっている。その演奏は、The New York Times(アメリカ合衆国)をはじめ、Die Neue Zeitschrift für Musik(ドイツ)、Rundfunk Berlin-Brandenburg(ドイツ)などで取り上げられている。スロヴァキア国立歌劇場管弦楽団をはじめ国内外のオーケストラとの共演。室内楽奏者として、NHK交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、香港シンフォニエッタ、マレーシア国立交響楽団各奏者との共演など、活発に活動を行なっている。
 
録音は、国内でディスク・クラシカよりCD <Beethoven, Activated>と<ベートーヴェン/リスト:交響曲第7番他>をリリース。ヨーロッパにおいては、ベルリンのKreuzberg Recordより世界初録音の4曲を収録したTrio kuのCDアルバムがリリースされている。
また、iNos Recordsよりインターネット配信限定となる<ムソルグスキー:展覧会の絵>、<ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番>がiTunes、AmazonMP3などを通して世界111ヶ国の国と地域にリリースされている。
 
現在、福山平成大学准教授、エリザベト音楽大学大学院非常勤講師をつとめると同時に、マレーシアのSEGi College universityでのマスタークラス、トーキョーワンダーサイトでのワークショップなど、各地で後進の指導を行っている。

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