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リポート:チェロとのデュオ@ひらの眼科

いつもお世話になっている広島市の「ひらの眼科」で演奏してきました。


今回は、トリオでもご一緒している広島交響楽団のチェロ奏者の熊澤雅樹さんとのデュオで演奏させて頂きました。


発端はというと、昨年広島に遊びにきたポーランド人作曲家のマルチェル・クルチンスキーが、チェロとピアノの作品を作曲したと教えてくれたことでした。
彼が帰国後にスコアを送ってくれたのですが、読んでみると美しく切ない叙情的な作品で、直ぐ様僕の頭には熊澤さんの音が鳴り響いたのでした。



「FAREWELL=わかれ」という題名を持つこの作品は、作曲にあたりインスピレーションをクルチンスキーに与えたという、中野重治の哀しみが滴り落ちそうな詞が音符に先立ち記されています。


本日は、誠に失礼ながらも僕のガリガリ声での朗読を聴いて頂き、演奏にうつりました。
奇しくも日本初演となったこの作品ですが、お楽しみ頂けたのではないかと思っています。



その他のプログラムは、チェロの魅力をたっぷりと堪能頂けるものを集めました。

 ・バッハ:ガンバソナタ第1番G-DurBWV.1027より第1楽章

・サン・サーンス:白鳥

・チャイコフスキー:感傷的なワルツ

・ラフマニノフ:ヴォカリーズ

・フォーレ:夢のあとに

・ブラームス:子守歌


そして、アンコールとしてカザルス:鳥の歌を演奏しました。



チェロの音色って本当に良いですね。そして熊澤さんのチェロは胸に迫ります。一緒に弾きながら、感動で涙が出そうでした。こんな素晴らしい共演者と音楽が出来て、本当に幸せでした。


ご来場下さった皆様、ありがとうございました。

プロフィール

Noritaka ITO

Author:Noritaka ITO
伊藤憲孝(いとうのりたか)‐ピアノ

1978年生まれ。オランダ・アムステルダム、ドイツ・ベルリンで研鑽を積み、イタリアで行なわれた第18回“チタ・ディ・ヴァレンチノ”国際コンクールで第1位を受賞。日本国内主要都市をはじめ、アメリカ合衆国、ドイツ、オランダ、オーストリア、スロヴァキア、イタリア、セルビア、マレーシア、韓国など世界各国で演奏を行なっている。その演奏は、The New York Times(アメリカ合衆国)をはじめ、Die Neue Zeitschrift für Musik(ドイツ)、Rundfunk Berlin-Brandenburg(ドイツ)などで取り上げられている。スロヴァキア国立歌劇場管弦楽団をはじめ国内外のオーケストラとの共演。室内楽奏者として、NHK交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、香港シンフォニエッタ、マレーシア国立交響楽団各奏者との共演など、活発に活動を行なっている。
 
録音は、国内でディスク・クラシカよりCD <Beethoven, Activated>と<ベートーヴェン/リスト:交響曲第7番他>をリリース。ヨーロッパにおいては、ベルリンのKreuzberg Recordより世界初録音の4曲を収録したTrio kuのCDアルバムがリリースされている。
また、iNos Recordsよりインターネット配信限定となる<ムソルグスキー:展覧会の絵>、<ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番>がiTunes、AmazonMP3などを通して世界111ヶ国の国と地域にリリースされている。
 
現在、福山平成大学准教授、エリザベト音楽大学大学院非常勤講師をつとめると同時に、マレーシアのSEGi College universityでのマスタークラス、トーキョーワンダーサイトでのワークショップなど、各地で後進の指導を行っている。

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