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LINEを授業に使ってみる




LINEを授業に使います。

基本的に僕が教えている2つの大学での仕事はマンツーマンでのレッスンですが、中には大人数を受け持つ授業もあります。
その中の1つに音楽理論の基礎を教える授業があるのですが、毎年度50名前後の学生たちが履修してきます。


試験を終えた学期末にいつも思うことは、想像以上に学生たちが理解していない(T-T)ということ。
誰が悪いって、それは教えている教師が悪いに決まってるわけですよ。そこで兎に角分からないまま帰さないことを心がけて、「分からないことは、どんな些細なことでも質問するべし!」としてきたのですが、手か上がらなくて「よしっ、理解してるな!」と思って先に進むと、全くそうでなかったりするわけです。


そこで今年度からは、授業にLINEを使おうと考えました。学生たちにLINEの利用について尋ねると、1名を除き全ての学生がアカウントを取得し利用しているとのことでした。『LINEを授業で使わないorLINEを授業で使う』で多数決をとったところ、圧倒的に使いたいという学生ばかり。さらにアカウントを持っていない学生も、このために取っても良いよということで、履修学生全員の協力のもとLINEの導入を決めました。

全員で参加するグループを作るのに骨が折れるなあと思っていたのですが、学生たちがあっという間に作ってくれました。


さて、使い方としてはいたって簡単、LINEのトークをプロジェクターを使ってスクリーンに写し、質問がある学生は挙手でも、トークへの書き込みでもどちらでも好きな方を使うことができます。つまり何のことはない、コミュニケーションを促す手段として使うわけです。


①授業時間のみ使用する
②授業の質問以外では使用しない

ことを約束して運用がスタート。

こんなことまでしないと質問が出来ないのか、とお叱りを受けそうですが、そこは僕の至らなさと御理解頂けると嬉しいですね。
実際、僕はスクリーンを背にして教えているので書き込みがあっても分からないのですが、そこはすかさず学生たちが教えてくれます。少しずつとははいえ、一方的に伝えるだけでなく相互にやり取りが生まれてきているので、このまましばらくやってみようと思っています。


ちなみにこのアイデアは、僕のオリジナルではなく明治大学(だったと思う……)の教授が同様の使い方をされていて、そこからアイデアを拝借しました。


さてさて、どんな授業になりますかな……。

プロフィール

Noritaka ITO

Author:Noritaka ITO
伊藤憲孝(いとうのりたか)‐ピアノ

1978年生まれ。オランダ・アムステルダム、ドイツ・ベルリンで研鑽を積み、イタリアで行なわれた第18回“チタ・ディ・ヴァレンチノ”国際コンクールで第1位を受賞。日本国内主要都市をはじめ、アメリカ合衆国、ドイツ、オランダ、オーストリア、スロヴァキア、イタリア、セルビア、マレーシア、韓国など世界各国で演奏を行なっている。その演奏は、The New York Times(アメリカ合衆国)をはじめ、Die Neue Zeitschrift für Musik(ドイツ)、Rundfunk Berlin-Brandenburg(ドイツ)などで取り上げられている。スロヴァキア国立歌劇場管弦楽団をはじめ国内外のオーケストラとの共演。室内楽奏者として、NHK交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、香港シンフォニエッタ、マレーシア国立交響楽団各奏者との共演など、活発に活動を行なっている。
 
録音は、国内でディスク・クラシカよりCD <Beethoven, Activated>と<ベートーヴェン/リスト:交響曲第7番他>をリリース。ヨーロッパにおいては、ベルリンのKreuzberg Recordより世界初録音の4曲を収録したTrio kuのCDアルバムがリリースされている。
また、iNos Recordsよりインターネット配信限定となる<ムソルグスキー:展覧会の絵>、<ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番>がiTunes、AmazonMP3などを通して世界111ヶ国の国と地域にリリースされている。
 
現在、福山平成大学准教授、エリザベト音楽大学大学院非常勤講師をつとめると同時に、マレーシアのSEGi College universityでのマスタークラス、トーキョーワンダーサイトでのワークショップなど、各地で後進の指導を行っている。

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