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オルガンを弾くとピアノが上達する4つの理由



苦しんでますポジティフ・オルガン。来週末に控えるオルガニスト・デビューに向けて、ピアノと平行してシコシコさらってますが、なんせご一緒するのがあのリコーダーの鈴木俊哉さん!!ということで、緊張感が半端ないわけです。

そんな中でも、オルガンを弾くことでピアノにも活かせる色んなことを学べたので、ツラツラと書き連ねてみようかと思います。


1.タッチの鋭敏さが増す
鍵盤の底に到達した時に音が鳴るピアノとは違い、オルガンは鍵盤がほんのちょっとでも下がると音が鳴るんですよね。例えばオルガンでドミソの和音を弾くと、ピアノだとありえないような音が混ざったりして、えっ!!と思って指を見ると少し薬指が鍵盤に触れてしまい、何とも言えない間抜けな「ほぇ~」という音が意図せず鳴ってしまったりします。鍵盤もオルガンのほうがはるかに軽く降りるように感じますし、タッチへの意識は鋭敏になるように思います。


2.声部への意識が増す
指で音を繋げていくわけですが、声部の動きへの意識が高まりますね。音の強弱をコントロールできないからこそ、細かなアーティキレーションの違いで声部を弾き分けていきたいものです。


3.レガートの感覚が増す
ペダルがない!いかに日頃ペダルに頼り、ペダルで音楽を作っているかを思い知りますね。物理的に音を繋げてレガートを作るわけですが、そこからさらに音楽的なレガートが出来るようになれば……


4.離鍵への神経が増す
鍵盤の離し方で随分と音楽の表情が変わるものでくね。ピアノだとやはりペダルに頼ってしまって、離鍵にそれほどの神経を使わないのですが、オルガンを弾くときにはかなり重要な要素だと思います。綺麗に和音を揃えて切ること、これが難しい~。


オルガンを弾くことは、ピアノを弾くことに良い影響しかないと思います。



とまあ、色々とオルガンを弾くことで学びうることがあったのですが、その成果を聴いてやろうじゃないかという方、ぜひこちらにご来場下さい!
オルガンの木のパイプを通って鳴る暖かみのある音色と、リコーダーの響きはピッタリだと思いますよ!

プロフィール

Noritaka ITO

Author:Noritaka ITO
伊藤憲孝(いとうのりたか)‐ピアノ

1978年生まれ。オランダ・アムステルダム、ドイツ・ベルリンで研鑽を積み、イタリアで行なわれた第18回“チタ・ディ・ヴァレンチノ”国際コンクールで第1位を受賞。日本国内主要都市をはじめ、アメリカ合衆国、ドイツ、オランダ、オーストリア、スロヴァキア、イタリア、セルビア、マレーシア、韓国など世界各国で演奏を行なっている。その演奏は、The New York Times(アメリカ合衆国)をはじめ、Die Neue Zeitschrift für Musik(ドイツ)、Rundfunk Berlin-Brandenburg(ドイツ)などで取り上げられている。スロヴァキア国立歌劇場管弦楽団をはじめ国内外のオーケストラとの共演。室内楽奏者として、NHK交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、香港シンフォニエッタ、マレーシア国立交響楽団各奏者との共演など、活発に活動を行なっている。
 
録音は、国内でディスク・クラシカよりCD <Beethoven, Activated>と<ベートーヴェン/リスト:交響曲第7番他>をリリース。ヨーロッパにおいては、ベルリンのKreuzberg Recordより世界初録音の4曲を収録したTrio kuのCDアルバムがリリースされている。
また、iNos Recordsよりインターネット配信限定となる<ムソルグスキー:展覧会の絵>、<ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番>がiTunes、AmazonMP3などを通して世界111ヶ国の国と地域にリリースされている。
 
現在、福山平成大学准教授、エリザベト音楽大学大学院非常勤講師をつとめると同時に、マレーシアのSEGi College universityでのマスタークラス、トーキョーワンダーサイトでのワークショップなど、各地で後進の指導を行っている。

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