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アークティック・フィル@ポポロ(三原市)

ポポロ開館10周年記念コンサートである「ノルウェー・アークティック・フィルハーモニー管弦楽団」の公演を聴きました。最高のお席にご招待頂き、存分に堪能させて頂くことが出来ました。

プログラムは以下のとおりです。

・オールセン:アースガルズの騎行

・グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調(ピアノ:ヤブロンスキー)

・チャイコフスキー:交響曲第4番

指揮:クリスチャン・リンドバーク

リンドバークのトロンボーンは、色んな録音で聴いたことがあったのですが、彼の指揮は初めて。一体どんな演奏を聴かせてくれるのかと楽しみにしていたのですが、とても良かったです。全体として非常にフレーズの息が長く、推進力があり聴いていて音楽に没入することが出来ました。また音色の変化の力感が、彼が素晴らしいソリストであるからこそ、出来ることだと思いました。

オールセンは、映像も組み合わせた演出。スタッフに聞いてみると指揮台の前においたモニターで指揮者の手の動きを読み取り、映像のオーロラが反応しているとのこと。視覚的にもとても興味深かったです。

グリーグを弾いたヤブロンスキーは、20数年ぶりに聴きました。以前と随分と印象が変わり、とても良かったですよ。オーケストラと溶け合う透明感のある音色が美しく、ソロが全面に出るときにはガツンと豊かな表現が表出していました。20数年前に聴いたときは、ジャズノリのピアノの上手いニーチャンって感じでしたが、年月を経て素晴らしい芸術家へと変貌を遂げていました。

アンコールで弾いてくれたドビュッシーの花火は、僕がこれまで聴いた中で最も霊感に満ちた素晴らしい演奏でした。

ラストのチャイコフスキーも熱演でした。ここでもリンドバークの息の長いフレーズで、一気呵成に聴かせてくれました。オーケストラは決して強烈な音をもっているわけではないですが、室内楽的にやり取りをできる優れたオーケストラだと思いました。恐らくここからさらにオーケストラ全体としての熱量の表出のようなものが加わると、もっともっと良くなるだろうと思いました。まだまだ発展途上だからこそ、次の来日公演もぜひ聴いてみたいですね。

アンコールには、リンドバークのトロンボーンの妙技も堪能させてもらいました。楽しい一時でした。

プロフィール

Noritaka ITO

Author:Noritaka ITO
伊藤憲孝(いとうのりたか)‐ピアノ

1978年生まれ。オランダ・アムステルダム、ドイツ・ベルリンで研鑽を積み、イタリアで行なわれた第18回“チタ・ディ・ヴァレンチノ”国際コンクールで第1位を受賞。日本国内主要都市をはじめ、アメリカ合衆国、ドイツ、オランダ、オーストリア、スロヴァキア、イタリア、セルビア、マレーシア、韓国など世界各国で演奏を行なっている。その演奏は、The New York Times(アメリカ合衆国)をはじめ、Die Neue Zeitschrift für Musik(ドイツ)、Rundfunk Berlin-Brandenburg(ドイツ)などで取り上げられている。スロヴァキア国立歌劇場管弦楽団をはじめ国内外のオーケストラとの共演。室内楽奏者として、NHK交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、香港シンフォニエッタ、マレーシア国立交響楽団各奏者との共演など、活発に活動を行なっている。
 
録音は、国内でディスク・クラシカよりCD <Beethoven, Activated>と<ベートーヴェン/リスト:交響曲第7番他>をリリース。ヨーロッパにおいては、ベルリンのKreuzberg Recordより世界初録音の4曲を収録したTrio kuのCDアルバムがリリースされている。
また、iNos Recordsよりインターネット配信限定となる<ムソルグスキー:展覧会の絵>、<ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番>がiTunes、AmazonMP3などを通して世界111ヶ国の国と地域にリリースされている。
 
現在、福山平成大学准教授、エリザベト音楽大学大学院非常勤講師をつとめると同時に、マレーシアのSEGi College universityでのマスタークラス、トーキョーワンダーサイトでのワークショップなど、各地で後進の指導を行っている。

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