指トレーニングしない速い指の動かし方と楽な腕の動かし方



皆さん、こんにちは。今回の動画では、指トレーニングしない速い指の動かし方と楽な腕の動かし方をお伝えします。この方法が身につくと、指トレーニングなしに指を速く動かすことができ、なおかつ楽に腕を動かすことが出来ます。

多くの方が、指が速く動かない、楽に腕を動かすことができない…こういったときに、「まだまだ指のトレーニングが足りてない。もっとがんばるぞ!」と思われることでしょう。なぜ分かるかっていうと、僕もそうだったからです。

けれども、指をトレーニングしても、なんだか音が汚くなるばかりで、全然速く動くようにならないなあ…と僕は感じてしまったんです。そこから解決策を模索するようになりました。もし今ご覧くださっている方が、かつての僕と同じような状況を抱えていらっしゃったら、きっと役に立つ方法だと思います。

結論です。「指が速く動かない、腕が楽に動かない」そう感じていらっしゃる方のほとんどは、「指を速く動かそう、腕を楽に動かそうとしているから」です!

僕たちには、運動神経と知覚神経があります。運動神経、よく聞く言葉ですよね。スポーツ万能の友人に、「運動神経イイネ~」などと使ったりしますよね。運動神経は、主に身体をどのように動かすか、脳からの出している指令を伝えています。

一方で、知覚神経は見る、触る、などの感覚に関する情報を脳に伝える神経のことをいいます。この神経があるおかげで、僕たちは「美味しいなあ」とか「硬い」「柔らかい」など、あらゆる感覚を感じることができます。

面白いことを、一緒に試してみましょう。まず腕を左右に動かしてみて下さい。心地よく動きますよね。次に、何かをギューッと力強く握りしめて下さい。僕はちょうどコップがあったので、これを使ってみます。力強く握りしめたら、そのまま先ほどと同じように、腕を左右に動かしてみて下さい。どうですか? 動きにくいですよね。では、今度は持っているものの感触を確かめてみて下さい。僕のコップは少しザラっとした感触があります。その感触を味わいながら、腕を左右に動かしてみて下さい。どうですか? 心地よく動かすことが出来ますよね!

つまり、僕たちは運動神経と知覚神経の両方を自然にバランスよく保つと、心地よく動くことが出来ます。「指が速く動かない、腕が楽に動かない」そう感じていらっしゃる方のほとんどは、「指を速く動かそう、腕を楽に動かそうとしているから」、と言いました。つまり、「運動神経ばかりを使っているから」ということです。ピアノを弾く時も、指ばかりを動かそう動かそうとするのではなく、鍵盤の感触を味わいながら弾くことで、指が速く動き、楽に腕を動かすことが出来ます。

速く指が動かない、楽に腕が動かない、そう思っていらっしゃる方のほとんどは、運動神経を使いすぎです。

ショパンの黒鍵のエチュードの中にこのようなパッセージがあります。このパッセージには複数の動きが含まれています。まず指は、幅の狭い2度の動き、そして幅の広いオクターブの動きを弾く必要があります。さらに、手のポジションを変化させるために、腕を動かす必要があります。たったこれだけのパッセージですが、複数の運動が必要です。ここにさらに「指を速く動かそう!」と思うということは、さらなる運動神経を使うということです。

こういったときこそ、鍵盤の感触を味わいながら弾くことが大切です。鍵盤を触ってみてください。どうですか?鍵盤が冷たく、硬く、何か皆さんを拒絶しているように感じてしまっていませんか? 鍵盤は心地よい温度で、それでいて少し弾力があるように感じます。まるで皆さんに触れてもらうことを、待っているような感じがしませんか? そう感じられたら、音を出してみましょう。心地よく指や腕を連動して動かすことができます

これが、指トレーニングしない速い指の動かし方と楽な腕の動かし方です。運動神経と知覚神経をバランスよく保つことで、僕たちは心地よくピアノを弾くことが出来ます。

コップを使った例では、多くの方がこの効果を実感して下さったことと思いますが、ピアノの鍵盤の上でその効果を実感することは、決して簡単ではありません。だからこそ、日々の練習の中で試行錯誤することが大切なんです。今は鍵盤の上でできていなくても、コップを使った例で心地よさを感じられた方は、必ずできるようになります。必ずです

また一緒にがんばりましょうね。

電子ピアノじゃだめなの?電子ピアノじゃ上手くならない?



今回は、「電子ピアノじゃだめなの?電子ピアノじゃ上手にならない?」と題して、僕が思う電子ピアノとホンモノのピアノについてお話をしたいと思います。

先日友人がメッセージをくれました。「子どもがピアノやりたいって言ってんだけど、やっぱ電子ピアノだとだめだよね?」との話でした。また、大人でピアノを弾いていらっしゃる方からも、「自宅が電子ピアノなので…あの…」と口ごもりながら、お話を伺うことがよくあります。

まず、僕が言いたいのは、電子ピアノはだめじゃない!ってことです。先ほどの友人がお子さんにピアノをやらせたいって思ったのはなぜでしょうか? もしくは大人の方が忙しい家事やお仕事の時間をやりくりしてピアノを弾いているのはなぜでしょうか? 「人生を豊かにする」このためじゃないですか? 「人生の豊かさ」を求めるのに、道具である楽器に左右されてしまう…僕には悲しく感じられます。

電子ピアノの話になるとよく目にするのが、「電子ピアノだと上手にならないし、プロになんかなれるわけがない。だから電子ピアノでピアノをやるならやめた方がいいのかな…と感じる…。」と、ピアノを弾いている方ご自身が、寂しそうに仰る姿です。はっきりお伝えしたいのは「やめる必要は全くないですよ、電子ピアノで音楽を満喫してやりましょう!」ってことです。

「人生の豊かさ」と「プロになる、職業にする」っているのは、全く違う観点のように感じます。何かを始めたり、取り組むときに、必ず成果ーこの場合はプロになるということーがないといけないと感じてしまうのは、僕にもとても良く理解できます。けれども、それは気を付けないと、僕には「人生の貧しさ」に繋がってしまうように感じられます。「成果がなくたってやりたい!」「理由はないけど、とにかくやりたい!」そう思えるものに出会えたことこそ、人生の最大の成果じゃないですか!最高に「豊か」な人生の過ごし方じゃないですか!

ピアノとの付き合い方をそれぞれの人が選べる。そう考えると、電子ピアノって理想的な選択肢と言えますよね。ホンモノのピアノしか存在しなかったら、住宅事情やご近所とのことで、ピアノを弾くことを諦めてしまった方々が、電子ピアノがあることで音楽を楽しむことができます。僕もYAMAHAのP45というモデルを使っています。ホンモノのピアノと併用して練習にも使うのですが、大きな音を出せない時間帯に重宝しています。早朝に新しい指使いを思い付いて、今すぐ試したい!という時など、大助かりです。

さて、こんな風に活躍してくれる電子ピアノですが、ことクラシック音楽を演奏するということに限れば、やはり限界があることも事実です。その最も大きな原因は、「指先の感覚」と「音の響き方」の相関関係の違いだと思います。この2つ、 「指先の感覚」と「音の響き方」は電子ピアノとホンモノのピアノは全く違います
そのことを身をもって経験したことがあります。以前、自宅の建て替えのために、ここにあるピアノを別の場所に保管していた時がありました。その時は当然ホンモノのピアノでは練習できなかったので、ずっと先ほど紹介したYAMAHAのP45で練習していました。半年くらいだったでしょうか。

ちょうどその時は、オーケストラからラフマニノフの2番のピアノ協奏曲を弾かないかとお話を頂いていた時でした。僕にとっては初挑戦のレパートリーだったので、P45でさらって、時々スタジオなどを借りてホンモノのピアノを触るという感じでした。演奏会は何とかうまくいったのですが、その練習期間に感じたのが、 「指先の感覚」と「音の響き方」の相関関係のズレです。こういうタッチだと、こう響く…とイメージする僕の内的聴覚と、出てくる音とにズレが生じてしまったんですね。なので、そこの感覚はやはりホンモノのピアノでしか、成しえないものがあると感じました。この期間で僕が学びえたことは、85%くらいまでは電子ピアノで十分仕上がる、最後の15%はホンモノのピアノで取り組みたいということでした。

ピアノは、真ん中の音域を基準にすると、低い音になるほど重く、高い音になるほど軽いタッチになるように設計されています。ですが、現実には高音の鳴りが悪いピアノだと、実際には軽いタッチなのにも関わらず、中音域よりも重く感じたりします。それくらい感覚は、耳で聞く音に影響されてるんです。実は弾いているときは、こういったばらつきを無意識に補正して弾いていると思います。こういった繊細な感覚は、やはりホンモノのピアノだからこそ、味わえるものだと思います。なので、電子ピアノをメインで練習されているのであれば、スタジオを借りる、公民館の練習室を使ってみる。生徒さんなら音楽の先生に相談してみるなど、ホンモノのピアノに触れる時間をもつ工夫をぜひしてみてくださいね。

さて、今回は「電子ピアノじゃだめなの?電子ピアノじゃ上手にならない?」と題して、僕が思う電子ピアノとホンモノのピアノについてお話をしてきました。

結論として言いたいことは、これだけです。
「人生を豊かにすることを、楽器という道具のためにあきらめない!」

また一緒にピアノを楽しみましょう!

《特薦盤》に選ばれました!

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《特薦盤》に選ばれました!

サクソフォン奏者の日下部任良と演奏したCD《CHANT》が、レコード芸術6月号にて《特薦盤》に選ばれました!イヤッホゥ!!

日下部氏との出会いは、2016年の大阪いずみホール。スーパースターたちのアンサンブル、レ・ヴァン・フランセの来日公演で酒井健治さんの《青のスパイラル》が初演された、まさにその会場で出会いました。素晴らしい作品と演奏にすっかり酔いしれた僕たちは、「サックスとピアノとのデュオで酒井健治さんに作品を委嘱したいね〜」と、興奮しながら最寄り駅まで共に歩いたのでした。

その後、日下部氏が広島ウィンドオーケストラの団員となり、さらに広島で一緒に時間を過ごすようになりました。日下部氏と、マスランカや酒井健治さん、素晴らしい作品に一緒に取り組んだ演奏が、こうして評価して頂き、とても嬉しく思っています。
CDでももちろん、ストリーミングでも聴けますよ!

日下部氏とのリハーサル@自宅


【美音のコツ】指の形を作る方法



この動画では、指の形を作る方法をお伝えします。シンプルな方法ですが、美しい音を作ることにもつながります。ぜひ一緒にやってみましょう。

指の形を作ると、今よりも綺麗な音で、安定して弾くことができます。そのために大切なのが、支えがあるアーチ型の指です。

ピアノを弾く時には、打鍵の瞬間のみ力が鍵盤に伝えられます。この瞬間のみというのが、大事です。そのために指を鍛える訓練する…ということは、必要ないのですが、力を伝えるためには、安定した関節が必要です。

よく見られる例が、MP関節いわゆる第3関節が落ちくぼんでしまうことです。このまま指を動かすのは、とても難しいことです。このような場合、別の手で落ちくぼんだ関節を支え、そのまま手を鍵盤に落としてみましょう

鍵盤に落ちた瞬間にMP関節が落ちないように支えます。慣れてきたら、打鍵の直前の添えた手を外してみましょう。 

鍵盤を触っている指は、CM関節(手首の前あたりに少しグリグリした個所)からアーチを描くことをイメージしてみましょう。決して、見ている指のみでアーチを作るのではなく、手首の手前からアーチを作ります。この時に大切なのが、アーチを無理やりに手を固めて作らないということです。無理やりアーチを作るのではなく、心地よいバランスを見つけられると、結果としてアーチになります。

つまり、手を固めてアーチを作るのではなく、骨と骨とのつながりで、心地よく支えられるバランスを見つけると、自然にアーチが出来てきます。アーチの度合いがどれくらいかは、人それぞれ異なります。皆さんの心地よいバランスを探してみて下さいね。

続いて多く見られるのが、DIP関節と呼ばれる第1関節の落ち込みです。この状況は、指先に非常に強く意識があると起るように見受けられます。この場合も、別の手で落ちくぼんでしまう関節を支えて、打鍵の瞬間まで補助して練習してみましょう。

この時に中々上手くいかないなあという方は、CM関節から打鍵するつもりでやってみてください。きっと助けになると思います。

【総額4000万】ベーゼンドルファー聴き比べ/Bosendorfer Comparison



総額4000万!!

4000万円ですよ~

ウィーンの名器、ベーゼンドルファーを贅沢にも2台弾き比べてみました。なかなかない機会だと思います‼ぜひ聴いてください!

【集中する!】ピアノの本番中に大失敗しない方法



皆さん、こんにちは。この動画では、ピアノの本番中に大失敗しない方法をお伝えします。

ピアノの本番中に大失敗しない、この「大失敗しない」ことが大切です。裏を返せば、小さな失敗でとどめておくための方法とも言えます。

皆さんは、人前での演奏で、恥ずかしくなるほどの大失敗をしたことがありますか? 僕はあります。曲の最後の和音を派手に外してしまったことがあります。また、別の演奏では途中で止まってしまったことがあります。そのことを今でも思い出すと、苦しくなります。

人前で弾く時、それは演奏会や発表会であったり、レッスンを受けている先生の前や、大切な友人や恋人の前かもれしませんが、やはりとても緊張しますよね。その緊張下の中で、小さな失敗にとどめ大失敗にしてしまわないように出来たらいいと思いませんか?

その方法は、「集中する」ことです。「な~んだ」って今思いましたよね? そう「集中する」ことが最も大切なのです。ですが、演奏中に「集中しろ!」と自分自身にいくら言っても、集中にはつながらないのが、人間の不思議です。なぜでしょうか?「集中しろ!」や「落ち着け!」という言葉は、漠然としすぎていて具体的ではありません。こういった言葉は、むしろ演奏している自分自身を追い詰めてしまいます。

なので、「集中していないな…」と感じた時にこそ、具体的な指示を自分自身に出してみましょう

多くの方が緊張すると身体全体が硬くなってしまうと思いますので、「腕をたっぷり使おう」や「深く息を吸おう」「ゆっくり動こう」など、具体的に身体の動きを変化させることのできる指示を、自分自身に出しましょう。

僕は緊張すると、目を細めて弾いてしまうクセがあります。そうすると視野が狭まりミスを誘発してしまうことが多いので、よく「目を開け!!」と自分自身に言い聞かせています

人前で弾く経験を積めば積むほど、僕が「目を開け!!」が自分自身に効果的だと発見できたように、皆さん自身に最も効果的な指示を発見することができます

経験を積む、それは人前で何度も演奏することを意味しています。大失敗する…怖いですよね?だからこそ、小さな失敗を重ねていくことが大事なのです。小さな失敗から学び、大失敗をしないと自信をもつことが大切なのです。

経験することは、自分自身にしかできません。皆さんは、きっとその挑戦ができる人だと思います。

挑戦して失敗から学ぶか、それとも挑戦することそのものに失敗するか。この2つの選択肢、どちらを選びますか?きっと皆さんならその答えを、ご自身が見つけていらっしゃいますよね。

この動画が、皆さんが僕と一緒に挑戦し、小さな失敗から学べるよう背中を押せたとしたら、これほど嬉しいことはありません

【99%の人が知らない】指を全部使う弾き方



今回は、指を全部使うピアノの弾き方についての、解説動画です。
ピアノを弾く時は、指を全部使って弾きましょう。こう聞いて、多くの方がきっと心の中で、「いつも指を全部使って弾いとるわ…」って思ったことと思います。でも、僕はあえて言いたいです、多く人は指を全部使ってピアノを弾いていないんです。

指ってどこからどこまでか知っていますか?指の先から見ていくと、末節骨があって、中節骨ー親指にはこの中節骨がありませんーがあって、基節骨があります。一般的に普段僕たちが指と呼んでいる部分は、ここまでだと思います。しかし指には、まだ中手骨という手に埋もれている骨があります。つまり指は中手骨の手前から始まっています

つまり、ここから弾くことが、「指を全部使ってピアノを弾く」ということです。じゃあ、指がついているこの関節、CM関節と言いますが、ここから指を動かしてみて下さい。親指だけは、動くと思うのですが、2-4の指は動いているのかな?って感じではないですか。そう、とても動きにくい関節なのです。

じゃあ、どうするのか? ここからが99%の人がきっとご存じないことだと思います。

指を全部使ってピアノを弾く=CM関節から使う
ためには、手の傾きを使います

少し慣れてきたら、手のひらと連動して動いていると意識してみて下さい。そうすると、より微細なコントロールが可能になると思います。

ここまでの話、言葉にすると簡単そうに聞こえるのですが、それを身につけるというのは、とてもとても大変なことです。僕自身も何度も自分の奏法を見直してきました。時には、今のやり方を変えてみて大丈夫だろうか…と不安に思いながら、これまでに身につけた奏法から変化しながらやってきました。なので、まずやってみようと思われた方がいて下さったら、敬意を表したいです。そのうえで、ぜひじっくり焦らず、一緒にやっていきましょう。少しずつ違いを感じ、そしてピアノを弾くことが今よりずっと心地よく気持ちいいものになるはずです。

この動画を何度もご活用いただけると、嬉しいです。

【完全版】ソフトペダルの使い方(シフトペダル)



今回は、ソフトペダルの使い方を解説します。ソフトペダルの使い方が今一つわからないなあ…という方のための動画です。

 ピアノには3本のペダルがついているものが多いですよね。一番左のソフトペダルをどう使うか…悩んでいませんか?一番多いのが、ソフトペダルという名前の通り、ソフトな音のところ、つまりピアニッシモのところで、いつも踏んでしまっていませんか?ソフトペダルを踏むと、音が小さくなる…あってますが、それだけではありません。ソフトペダルは音色を変化させるペダルです。もし皆さんが音量の変化だけを目的に使っているとすれば、それだとソフトペダルの機能や魅力を最大限使いこなしているとは、言えないんです。じゃあどんな風に踏んでいくか、解説します。

 ずばり、ソフトペダルの踏み方は、耳で決めるということです。つまり、踏む踏まない、オンオフではなく、踏み加減を耳で決めて足をコントロールします。では、その踏み加減によって、どんな変化がおこるのかを、まず見ていきましょう。グランドピアノのソフトペダルを踏むと、どんなことが起こるかしっていますか?鍵盤が右にシフトしますよね。これは、弦を叩くハンマーも一緒に右にシフトしているということです。ここで話が少しそれますが、シフトペダル(横にずれるペダル)と呼称するほうが、僕はよくこのペダルの性格を表していると思います。ソフトペダルと言われると、ついソフトな音にだけ使うペダルだとおもっちゃいますよね。

 ではより細かくソフトペダルの仕組みを見てみましょう。ソフトペダルを踏んでいない時には、このように3本の弦を下からハンマが打つようになっています。ここで着目したいのは、ハンマーが弦にあたるところは、繰り返し打鍵することで、硬くなることです。ハンマーの弦と当たらない箇所は、硬くなっていないところということです。ソフトペダルを踏むと、ハンマーは右にシフトして、弦を2本のみ打つことになります。ここで皆さんに気が付いてほしい点は、2つあります。1つはもちろんハンマーが2本のみ打つことです。もう一つは、打鍵した時にハンマーは当たらないけれど、解放された弦が1本あるということです。この解放された弦は、音が鳴っている他の2本の弦とは振動の波長がずれます。そのため減衰時間が長くなります。動画でぜひ聴いてみて下さいね。

 ソフトペダルは、オンとオフで踏むのではないですよ、とお話しました。それでは、少しずつ段階で踏み分けた時の様子を見てみましょう。半分程度ハンマーがシフトするように踏んだ時は、このようなことが起こります。このスライドをみて、気が付いた人は、すでにソフトペダルの使い方をマスターしつつあると言えます。ここで着目したいのは、ハンマーは右にずれていますが、3本の弦全てを打っていること、そしてその場所が硬くなってしまっていないところ、ということです。

 これら3つの状態を頭に入れて、ソフトペダルを徐々に踏んでみます。聴いてみて下さいね。このように微妙な音色のグラデーションをつけることが出来ます。皆さんもぜひグランドピアノを弾く際には、色々と踏んでみて試してみて下さい。グランドピアノと言ったのには訳があります。実はアップライトピアノの一番左側のペダルは、グランドピアノと同じ機能ではありません。ハンマーがずれて弦にあたる箇所を変えたり、本数を変えるのではなく、ハンマーが弦を打つ距離が半分になります。同じソフトペダルという名前で呼ばれますが、全く仕組みが違うわけですね。アップライトピアノのソフトペダルは音色ではなく、音量に主に作用するペダルと言えます。実はこのアップライトにしかない機能をグランドピアノにもちこんだのが、ファツィオリです。昨年行われたショパンコンクールでも話題になりましたよね。ファツィオリの一部のピアノには、4本目のペダルがついていて、ハンマーが弦を打つ距離を短縮させています。

 一度、都内のファツィオリのショールームでコンサートをさせて頂いたことがあるのですが、その時にこの4本ペダルのフルコンサートグランドを弾かせてもらいました。もちろんその場では、とても使いこなせなかったのですが、興味深い仕組みでした。このピアノは当時来日したばかりのハービー・ハンコックがコンサートで使用したピアノとのことで、彼のサインも入っていました。大ファンなので、嬉しかったです。

もう皆さんは、ソフトペダルが音量を調整するのではなく、音色を変化させることができるペダルだということが分かっていますよね。なので、もちろんピアニッシモだけでなく、フォルテッシモの箇所にも使うことができます。どのように使うか、4つの技をお伝えします。

1.「フォルテッシモで包み込まれるような響きに変化」
2.「グラデーションのように変化」
3.「ハーモニーの色彩によって変化」
4.「声部によって変化」
おまけ. 「ハープのような音に変化」


実践で取り上げた具体例を聴いていただいていかがでしょうか。

このように、ソフトペダルは音量ではなく、音色を変化させるために使うペダルです。音量は指で十分に変化させることが出来ます、音色を変化させるために積極的に、そして深さを耳で聞きながらコントロールしてみましょう。

ここまでみて、皆さんは、右のダンパーペダルを踏むだけで苦労しているのに、左足でソフトペダルまで細かく踏むことはできない…と思われたかもしれませんが、大丈夫です。絶対にできます。

この動画をご覧になっているということは、もうソフトペダルの重要性にあなたは気が付いていて、どうやればいいか探しているということですよね。それは、やれば絶対に使いこなせるってことです。一緒に頑張りましょう。

上原彩子さんのリサイタル@広島


安芸区民文化センターに設置されたヤマハのCFXで、上原彩子さんのリサイタルを聴きました。

まずピアノを極上の音と響きに仕上げたヤマハさんに、拍手を贈りたいです。天から降り注ぐような音が、とても心地よかったです。

プログラムは、シューマンの幻想小曲集、リストのソナタ、ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」という、重量級の作品が並びました。上原さんの音楽は、スケールが大きく、大きな流れに心が惹き込まれました。また、ペダリングが素晴らしく、様々な響きを生み出す創造性に満ちた演奏でした。

巨大で緊張感に満ちたプログラムのあとに奏でられたトロイメライの美しいこと、美しいこと!

新しいCFXも、音楽も大満喫できたリサイタルでした。

【知らないとヤバイよ】親指の心地よい使い方



今回は、親指の心地よい使い方を深堀りする動画です。ピアノを弾く時の親指、結構ヤバイ使い方をしている人も多いです!

親指で悩んでいる方、多いのではないでしょうか。ピアノ弾く時には、親指がくぐったり、親指を他の指が追い越したりと、親指を上手く扱うことが出来ると、様々なテクニックを弾きこなすことが出来ます。でも、鈍感ですよね、親指。もちろん僕の親指を鈍感です…。

親指は他の指とは、全くちがう指です。どのように違うのでしょうか?人差し指を例に見てみましょう。親指以外の4本の指は同じ骨の構成です。一番先の骨を末節骨、それから中節骨、基節骨、といいます。ここまでが日ごろ僕たちが指だと認識している部分ではないでしょうか、でも指はもう一つ中手骨という骨があります。つまり指の始まりは、手首の少し前あたりからということですね。

手をゆっくりと握ってみて下さい。こぶしを作ると、MP関節と呼ばれる第3関節がくっきりと浮き出てきますよね。この第3関節から指を動かしてみましょう。曲げる動きも出来ますし、クルクルと回すこともできます。それに対して第2関節はどうでしょうか? 第2関節は一方向に屈曲することしかできません。第1関節もみてみましょう。こちらも第2関節と同様に、一つの方向に屈曲するのみです。

では親指を見てみましょう。他の4本の指と比べて、骨が1本少ないのが、親指の特徴です。親指には、中節骨がありません。そのため親指のMP関節は、ここ第2関節になります。人差し指でみたMP関節、つまり第3関節は、色々な動きが出来ましたよね。それに比べて親指は動きにくく感じませんか?実は親指のMP関節も、他の指と同様に動くのですが、親指は第3関節がとてもよく動きます。そのため僕たちには、まるで一方向にしか屈曲できないように感じます。 

つまり鍵盤を押さえる下方向の動きをするのは、とても難しいのです。しかし僕たちは、他の指のMP関節と同じあたりにある見た目に騙されてしまって、下方向に動きにくい親指の第2関節から指を下に下げようとしてしまうんです。そうすると、手がこのような形になってきます。そして親指付近に痛みが出てしまう方がいらっしゃいます。これがヤバイ弾き方です。

親指を最も下方向に動かしやすい関節がどこにあるかというと、ここです。手首の前あたり、ここが親指の第3関節になります。親指はここから動かすととても心地よく動きます

折角なのでピアノでやってみましょう。親指のみ、同じ音を打鍵してみます。
僕が弾いている手の動きの変化に気が付いた方は、もう親指の心地よい弾き方を身につけ始めていると言えます。ゆっくりの時は、指のみで動かせることが出来ていましたが、テンポが上がるにつれて自然に前腕の回転を使って弾いていましたよね
もう一度同じことをやってみるので、そこに着目してご覧下さいね。

これこそが親指を心地よく使う秘訣です。親指を下方向に動かしやすい第3関節は手首付近に埋もれているからこそ、前腕の回転運動と連動させて弾くと心地よく弾けます。

親指の使い方、一緒に少しずつ練習し、心地よく弾けるようになりましょう。僕の他の動画を見て下さっていたらきっとお気づきだと思うのですが、僕は「心地よい」ということにこだわっています。

なぜなら、「心地よく」弾けると、もうピアノを弾くことが楽しくて楽しくて仕方なくなります。ピアノの前に座り音を出すことそのものが、喜びになります。さらに、「心地よく」弾けると音楽を満喫できます。素晴らしい作品を隅々まで味わい尽くせます。ピアノを弾いていて、痛いとかツライとか、ないほうが良いに決まってるじゃないですか!

一緒に「心地よく」弾ける方法、探していきましょうね!

【高級ピアノ】ベーゼンドルファーの新モデルを弾いてみた




ベーゼンドルファーの新しいModel185VCを弾いてみました。音の伸びもよく、パワーアップしアながらもどこまでも甘く美しいウィーナートーンが、まさにベーゼンドルファーでした。



またこのピアノにはYAMAHAのDislkavierシステムが搭載されています。目の前のベーゼンドルファーから、往年の名ピアニストたちの演奏が蘇ります。一緒にラフマニノフの演奏を聴いてみましょう!

ピアノレッスンを受けても一生上手くならない人の行動



今回は、ピアノレッスンを受けても一生上手くならない人の行動についての動画です。もしかしてこれ、やっちゃっていませんか? 裏を返せば、これをやらなければ、確実にレッスンの成果が出るってことです。

結論です。ピアノレッスンを受けても一生上手くならない人の行動は、「先生が説明しているのに、弾いてしまう」ことです。場合によっては、「先生が手本を弾いているのに、重ねて弾いてしまう」人です。

もし、少しでも思い当たるかも…と思われた方がいたら、あなたは学ぶ意欲に満ちた方ですね。先生が教えてくれたことを、すぐに試してみたい!新しい視点にワクワクし、ウズウズして動きたくなる手を止められない!そういった意欲に満ちあふれているからこそ、音をすぐに出したい。わかります!なぜなら僕がそうだったから。

でも、これは一生ピアノが上手くならないです、僕の先生は「あなた、私が言葉で説明し、音で伝えようとしていることをすべて聴きなさい。」とピシりと叱ってくださいました。このお言葉は今でも耳にこびりついています。その時は、先生に対して失礼なことをしてしまった…という気持ちが強かったのですが、自分自身が教えるようになって先生の言葉の意味をより深く理解するようになりました。

僕が自分の生徒に教えているとき、今の段階で最も適切だと思われることを言葉にして説明し、さらにそこから先の事柄、例えば今週はまだここまで言えないけど、来週や再来週に伝えたいなあ…と思っていることなど、その全てを音に込めて手本を弾いています

つまり、レッスンを受ける人は、先生の言葉と音、この両方を「聴く」ことで、ありとあらゆる情報を手に入れることが出来るわけです。それをやらないなんてもったいなさすぎませんか?言葉では説明しきれないことをは音で!音では、言葉ではまだ伝えていない情報も盛り込んでいます。なのに、それを遮って音をだしてしまう… これが僕の言うもったいないです。

もう一度言います。レッスンを受ける人は、「聴く」ことで、ありとあらゆる情報を手に入れることが出来るわけです。それをやらないなんてもったいなさすぎませんか?

もしあなたが少しでも心当たりがあるなら、すぐにやめましょう。やめた瞬間、あなたはピアノが上手くなり始めているといっても過言ではありません。

恐らく、あの時先生が僕をピシりと叱って下さらなければ、今の僕はないと思います。どうぞ教えて下さる先生の説明や音を大切に、また一緒に頑張りましょう!

ばらのまち福山国際音楽祭2022~カウントダウンコンサート

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「ばらのまち福山国際音楽祭2022~カウントダウンコンサート」として、ソプラノの藤井泰子さんと一緒に演奏いたしました。

藤井さん、歌も人物も魅力たっぷりの素敵な方!すぐに意気投合し、一緒に音楽をできて、とても幸せでした!

イタリアものを中心にすえつつも、カルメンや日本の歌など、様々な作品を演奏しました。僕も、ソロを3曲ほど弾かせてもらいました。

立ち見が出るほどの大盛況の会場に、とても勇気づけられました。きっとご来場いただいた皆さんは、楽しんで下さったものと思いますが、僕も同じく音楽を満喫することができました!皆さん、ありがとうございました♪

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【ミラーニューロン】このチャンネルを見ないほうが良いかも…



もしかしたら、あなたは僕のチャンネルを見ないほうが良いかもしれない……そういった事をお話する動画です。

皆さんには、お気に入りにピアニストがいますか?僕も大好きなピアニストがいるので、CDやストリーミングで聴きますし、動画もよく観ます。音源で聴くよりも、動画はより憧れを強くしてくれるように感じます、僕もこんな風に弾きたいと思って、ピアノに向かうと、音だけで聴いた時よりも動画で映像を見た後だと、少しだけ自分が上手くなっているように感じます。ただし3分だけなんですよね…。3分経過するとすぐに元に戻ります…。

皆さんは、こんな経験がありますか?
これは、気のせいではなく、ちゃんと理由があります。
僕たちには、「ミラーニューロン」という他人の動作に対して、鏡のように反応する神経細胞があります。例えば、僕が素晴らしいピアニストの演奏を動画で視聴している時、僕は椅子に座っているだけなのに、僕の脳はこのピアニストが行っている動作をしている時に使う脳と、同じ部分が活性化されているそうです。つまり、上手な人の動きを観察していると、見ているだけで脳は真似しているわけです。

時々、テレビ番組で「危機一髪スペシャル」みたいなやつあるじゃないですか。こういった場面でも、僕たちは自分が体験していないにも関わらず、ヒヤッとします。また、注射を打たれている人を見ると、打たれていないのに「痛い、痛い」って感じてしまいます。このようにミラーニューロンは無意識化で真似をするとともに、共感することにも役立っているそうです。

さて、素晴らしいピアニストの動きや、上手い人の動作を真似るということは、逆も起こります。つまり上手くない人の動きも、無意識化で真似てしまうわけです。

もし、ご覧になっている皆さんの中で、僕が時々弾く演奏はいまいちだけど…解説だけは面白いなあ…と思っていらっしゃる方いませんか? 僕にとってはとっても残念なことなのですが、そういった方は今すぐ僕のチャンネルを見るのをやめた方がいいです。僕の出す音が刺さらないにも関わらず観ていると、あなたのミラーニューロンが自然に真似しちゃいます…。他にも素晴らしいピアニストやピアノの先生たちがチャンネルをもっていますので、ぜひご自身に刺さる音や演奏をされる人を探して、ミラーニューロンを活用してみて下さい。

もちろん、僕の音や演奏が刺さるよと言ってくださる方々は、これからもぜひお付き合いくださいね!では。

【ピアノの練習時間】どのくらい練習しますか?



ピアノをどのくらい練習するか?というのが今回の動画です。

皆さんはピアノとどのように付き合っていらっしゃいますか?僕はピアノや音楽との関りが、ぜひ多様であってほしいと思っています。趣味で楽しむ方の中にも、家で弾くだけでいいと思われる方もいるでしょうし、発表会などで技巧的な作品を披露したいと思っている方もいらっしゃると思います。一方でこの動画を見て下さっている方の中には、音大生や音楽家を夢見ている学生さんもいらっしゃるかもしれませんね。ピアノとの付き合いでもっとも重要なのが、練習と言っても過言ではありません。

では、どのくらい練習するのが適切なのか?分かるようで、分からないですよね…。僕も学生時代には、どのくらいやるのが適切なのか、よくわからなかったです。今回は、「レッスンを受けて趣味で楽しまれている方」、「専門家を目指す音大生など」この2つの視点から、練習についてお話したいと思います。

「レッスンを受けて趣味で楽しまれている方」であれば、週1回のレッスン時間の1.5倍を、毎日できると理想的だと思います。例えば、週に1回60分のレッスンを受けていらっしゃるとすれば、毎日90分ピアノに向かうことができれば、本当に素晴らしいと思います。

きっとお仕事や家事など多くの事柄とやりくりして時間を捻出されることと思いますが、これだけできれば上達間違いなしです。ちなみに、これは趣味で習っているチェロをろくろく練習しない、僕自身に言い聞かせています…。もちろん、これだけ時間をとることが出来なくても、コツコツとやればピアノは必ず上達します。なので、ご自身の生活スタイルと合わせ、目安程度に思ってくださいね。

続いて、 「専門家を目指す音大生など」についてです。
時間だけを目安にするわけではありませんが、6時間+αというのが、理想的ではないでしょうか。僕が教わっていた先生の一人に、ハリーナ=チェルニー・ステファンスカ先生がいらっしゃいます。先生は、ポーランド人初のショパンコンクール優勝者で、ピアニストとしても教育者としても素晴らしい方です。もう鬼籍に入られましたが、今もなお憧れの尊敬する先生です。先生に一度、「毎日6時間はピアノを練習しなさい、それ以外の時間は本を読んで散歩をして音楽や芸術を学びなさい。」と言われたことがあります。

僕は当時、根性だけはあって、8時間とか多い時には14時間とか練習できていました。なので、ステファンスカ先生の6時間というお言葉を、少し意外に感じたのですね。少ないんじゃ…と思ったのですが、でも今になると先生がおっしゃられた+αのこと、つまり「本を読んで散歩をして音楽や芸術を学べ」ということにこそ、重要な教えが入っていたと思っています。当時はあまり実感できなかったですけどね…未熟でした。

他の偉大なピアニストや音楽家はどんな風に練習について言っているのでしょうか。現在に連なるピアニズムを創始したショパンとリストの練習への考えを調べたことがあります。
ショパンは、練習のし過ぎには気をつけて、毎日3時間程度で十分と言っていました。その他の時間では、絵画や文学などほかの芸術に触れる時間をもつこととしています。
対してリストは、1日6時間以上、それも指の訓練だけで3時間はやるようにと、指導していたようです。リスト自身の演奏はとても激しく、当時のピアノはよく壊れていたそうです。そこでベヒシュタインがリストの演奏にも耐えうるピアノを作ったんですね。

この二人の練習に対する考え方は、そのままそれぞれの作品の特徴や世界観にもつながるような気がして、僕はとても好きです。

さて、色々な音楽家の練習に対する考えを見てきましたが、確実なことは、練習時間だけが目安になるわけではないということです。集中して練習することが何よりも大事ですよね。
ともすると時間を目安にすると、「上達するために練習」するのではなく、「練習するために練習」してしまいます。僕は何度もこの罠に陥ったことがあります!

そのため、練習に集中するために、僕はポモドーロ・テクニックを使っています。ポモドーロ・テクニックは25分間集中してやって、その後5分休憩するというものです。合わせて30分を1つの塊にして、これを何度も繰り返します。

この方法はめちゃくちゃおススメで、最近は何をするにもこれを使っています。大学の事務仕事はもちろんですし、、昼寝すらも25分ですよ。

練習は創造的な活動でありたい!ですね。一緒に頑張りましょう!

プロフィール

Noritaka ITO

Author:Noritaka ITO
伊藤憲孝(ピアノ)
1978年生まれ。オランダ・アムステルダム、ドイツ・ベルリンで研鑽を積み、イタリアでの18th Citta di Valentino International Competitionで第1位、アメリカでのGolden Classical Music Awards International Competition第1位を受賞。日本国内主要都市をはじめ、アメリカ合衆国、ドイツ、オランダ、オーストリア、スロヴァキア、イタリア、セルビア、マレーシア、韓国など世界各国で演奏を行なっている。ローマではメディチ荘および在ローマ日本文化会館に招聘され「酒井健治ピアノ作品全曲演奏会」を行うなど、近年は同時代の作曲家の作品に積極的に取り組み、その演奏は、The New York Times(アメリカ合衆国)をはじめ、Die Neue Zeitschrift für Musik(ドイツ)、Rundfunk Berlin-Brandenburg(ドイツ)などで取り上げられている。スロヴァキア国立歌劇場管弦楽団をはじめ国内外のオーケストラとの共演。室内楽奏者として、NHK交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、香港シンフォニエッタ、マレーシア国立交響楽団各奏者との共演など、活発に活動を行なっている。
 録音は、国内でディスク・クラシカよりCD <Beethoven, Activated>と<ベートーヴェン/リスト:交響曲第7番他>をリリース。ヨーロッパにおいては、ベルリンのKreuzberg Recordより世界初録音の4曲を収録したTrio kuのCDアルバムがリリースされている。
また、iNos Recordsよりインターネット配信限定となる<ムソルグスキー:展覧会の絵>、<ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番>がiTunes、AmazonMP3などを通して世界111ヶ国の国と地域にリリースされている。
 現在、福山平成大学准教授、エリザベト音楽大学大学院非常勤講師をつとめると同時に、マレーシアのSEGi College universityでのマスタークラス、トーキョーワンダーサイトでのワークショップなど、各地で後進の指導を行っている。

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