2000人の前でショパンを弾いてみた【舞台裏をみせちゃうよ】Vlog#15



2000人の前でピアノを、ショパンを弾く機会を頂くことができました。
その舞台裏を公開しちゃいます。


大きなホールで演奏できること、ホントありがたかったです。会場の隅までどうやったらピアニッシモを届けられるのかな…そんなことを考えながらリハーサルをし、緊張の中本番に臨みました。温かい拍手で迎えてくれた聴衆の皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです!

【ピアノ】腕の使い方ー3つの回転!



ピアノの腕の使い方、なかでも3つの回転についてお話しします。

《腕をつかいこなそう》
ぜひ、参考にしてくださいね。

肩ではなく、胸鎖関節から腕は始まっています。これ、大切なポイントですよ!
腕で、3つの回転を使いこなすことができます。
1.肘から
2.肩から
3.胸鎖関節から


ショパンの黒鍵のエチュードを例に、これら3つの回転を順に解説していきますが、重要なことはどれか1つの回転を独立して使うのではないということです。紹介する回転は、主に使うものだと思ってくださいね、その際に他の回転を生み出す関節を固めてしまわないことが大切です。

【ピアノ】腕を使いこなそう



ピアノは指で弾く楽器ですが、指だけで弾く楽器でないことは、きっと皆さん実感していらっしゃるのではないでしょうか。中でも腕は、指と最も協調する必要のある部位ですが、その使い方に悩んでいませんか?僕もかつてそうだったので、その難しさがとてもよく分かります。

さて、皆さんの腕は、どこから始まっていますか?
1.肘から 2.肩から 3.胸の上から


多くの方が、「2.肩から」とお答えになったのではないでしょうか。正解は、「3.胸の上から」なんです。より正確に言うと、鎖骨の付け根、胸鎖関節から腕は始まっています。これ盲点じゃないですか?使いこなしたい腕について、僕たちは肩から始まっていると勘違いしていたかもしれません。腕は胸鎖関節で、胸骨という胸の骨と繋がっています。そして鎖骨と肩甲骨はくっついています。そして上腕、前腕、手、これらを腕全体と捉えることが良いと思います。

もし腕が肩から始まっていると捉えていると、肩関節、肘関節、手関節と3つの大きな関節があると感じることでしょう。けれども、胸鎖関節を加えた4つの関節で腕は成り立っています。この4つの関節で連動していると感じることが、腕を使いこなすことへと繋がっていきます。

【ピアノ】あなたが速く弾けない3つの理由



あなたがピアノを速く弾けない3つの理由をお伝えします。ピアノを弾いていて、もっと速く弾けたらなって思いませんか?けれども、速く弾くって、やはりとても難しいことですよね。僕もかつては全然できなかったのですが、少しずついろいろな要素を整理してできるようになってきました。僕ができなかった時の理由は、3つありました。
その3つの理由はこちらです。

1.指を上げすぎるから
2.指だけで弾こうとしてしまうから
3.速いパートを聴いてきまうから


速く弾けない方の多くは、この3つの理由のうちのどれかに当てはまるのではないかと思います。ショパンの黒鍵のエチュードから、冒頭の4小節を例にお話しします。

僕がピアノを上手くなるために知っておきたかった3つのこと



今回は、僕がピアノを上手くなるために知っておきたかった3つのことについて、お話しします。これをもっと若いころに知っておけば、今よりもっとピアノを上手く弾けるようになっていたと思っています。もちろん、これからも貪欲に上手くなるつもりなのですが、もっと早く知っておきたかったなあ…と時々思います。

1つめ.人間の能力は才能によって決まっていない、ことです。素晴らしいピアニストをみて、「あの人はすごい才能だ」とか「自分には才能がない…」と思ったりしますよね?

人それぞれに生まれもった才能があって、例えばある人は100の能力を持っていいます、それに対して自分自身は50の能力をもっていると思っていたとします。今現在の自分自身は50のうち35くらいの能力を発揮できている、そして努力を重ねると50までは達することができるけれども、絶対に100になることはない…。そんな風に思っていませんか?これは才能というものを研究する人たちによって、正しくないだろうとされています。才能はつくり出すものです。もちろん、手の大きさや腕の長さなど身体的な制約はあると思いますが、「正しい練習法」を用いればご自身の能力を伸ばし、才能をつくり出すことができます。今は35の能力であっても、限界だと思っていた50を超えて、60でも70でも、ご自身の能力を伸ばすことができます。

2つ目は、長い間同じことをし続けても、徐々に上手くなるわけではないこと、です。とても難しいパッセージがあります。今は弾けないけど、毎日200回練習すればきっと上手くなる…と思ったことはありますか?僕もあるんですよね。できなくても根性みせれば何とかなる…っていう感じですが、これは間違いです。同じことを、同じやり方で何度繰り返しても、上手くなりません。むしろ、実力が停滞し、下手になってしまうかもしれません。

最後は、努力さえしておけば上手くなるわけではない、ことです。上手くなるためには、努力、努力、努力!一見正しく素晴らしいように思えますが、やみくもに努力だけしても、効果はあがりません。
ピアノを弾くことは高度な専門的能力です。つまり高度な能力を要求されるピアノ演奏に特化した練習方法を使わなければ、努力だけしても大きな上達は見込めません。時間と労力をかけることはもちろん重要なのですが、その「やり方」が、最も重要です。

【ピアノ】壁の乗り越え方



ピアノを弾いていて壁にぶつかったとき、どのように壁を乗り越えますか?今回は、壁の乗り越え方についてお話しします。
ピアノを弾いていて壁にぶつかったとき、皆さんはどのような選択をしますか?

1.もっと頑張る 2.あきらめる 3.別の方法を試す
僕は、ずっと「1.もっと頑張る」だと思っていました。今はできなくても、何百回、何千回と繰り返し練習すれば、きっと壁を乗り越えることができると思っていました。けれど、「3.別の方法を試す」が最も有効だと、経験を通して学びました。

「1.もっと頑張る」「 2.あきらめる」は、気持ちの問題だと思います。けれども大事なことは、気持ちではなく「やり方」こそが、最も大切です。つまり壁を乗り換えるために最も良い方法は、「別の方法」で、それまでとは違う視点から取り組むことです。ここで、先生の存在が役立ちます。先生は、すでに皆さんの目の前にそびえている壁がどのようなものか、おそらく経験されていることでしょう。そして、その克服法を教えてくださることでしょう。


独学で、先生に習っていないかたもいらっしゃいますよね。YouTubeをはじめ、様々な媒体で克服法が紹介されていると思いますので、ぜひ1つのやり方に固執せず、色々な方法を試してみてくださいね。 

例えば、僕の動画を見てくださって、難しいパッセージがある程度弾けるようになったとしましょう。思い描いている理想の80%くらいまでできるようになった、けれどもそこから上達が止まっているように感じる…。そんな時は、ぜひ僕の動画を止めて、他の方が紹介している他のやり方を試してみてください。多くの素晴らしいピアニストや指導者が様々なやり方を提示してくださっていますよ。

最後にお伝えしたいは、「乗り越えられない壁」というものは、幻想だということです。適切なやり方で取り組めば、壁は必ず乗り越えることができます。
一緒に頑張りましょうね!

独学ピアノに限界を感じた時の先生の選び方



今回は、「独学ピアノに限界を感じた時の先生の選び方」についてです。

この動画をご覧になってくださっている方々の中には、独学でピアノを弾いていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。ピアノは聴くだけでも楽しいですが、実際に自分自身で音を出すことの喜びはかけがえのないものがありますよね。やればやるほど、もっと楽しくなるのがピアノだと思います。独学でピアノを弾くことは素晴らしいことです。一方で、独学での限界を感じるなと、思ったら先生を探す良いタイミングだと思います。

どうやって先生を選んだらよいのか、どのような先生を選んだらよいのか。僕が考える先生を選ぶ時の大切な点は、この3つです。
1.一定の成果を上げている先生
2.教える技術がある先生、経験があるとなおよし!
3.練習メニューを一緒に考えてくれる先生


詳細は動画で確認してみてくださいね!

ピアノが独学で上手くなる3つのキーワード



今回は「ピアノが独学で上手くなる3つのキーワード」をお伝えします。独学で学ぶ皆さんがよりピアノを上手くなるために、3つのキーワードを意識すると良いですよ。その3つとは、
1.集中
2.洗い出し
3.直し

です。

まず「集中」についてです。練習するときは、集中し、全精力を傾けてピアノを弾きましょう。例えば、苦手な個所を反復練習するときなども、集中しないと意味がありません。

続いて、「洗い出し」についてです。常にご自身の演奏の問題点を洗い出しましょう。演奏していると弾いていることに精一杯になりますよね。その時こそ、録音しご自身の演奏を聴いてみましょう。ご自身の理想とする演奏ときっとギャップがありますよね。そして演奏の問題点を洗い出しましょう。

直し」についてです。洗い出した問題点を直しましょう。問題点を直すために、大切なことは何だと思いますか?大切なのは、「気持ち」ではなく、「やり方」です。効果的な「やり方」さえ見つけることができれば、必ず問題点を直し、上手くなることができます。僕の動画で紹介しているやり方が役立てば、とても嬉しいです。でも、もし僕のやり方で上達が頭打ちになったら、ためらわずほかのやり方を試してください。他にも多くの素晴らしい音楽家が動画やブログで、また本や雑誌などで「やり方」を公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。

この3つを心かけていると、絶対に上手くなれます。3つのキーワードの中で、特に「洗い出し」と「直し」に限界を感じたら、先生を探すいいタイミングだと言えるかもしれませんね。

ということで、次は先生を探すときのポイントについてお話しします。

リスト:コンソレーション第3番/Liszt:Consolation No.3



リスト:コンソレーション第3番/Liszt:Consolation No.3

【ピアノ練習】問題点丸わかり!オクターブ変化練習



「弾けない理由」がわかる練習方法についてです。
ピアノが上手くなるために、最も大切なことは、まず弾けないところを発見できることです。そして発見した弾けないところが、なぜ弾けないのか、わかることです。これが出来れば、あとは弾けるようになるための練習をすればいいので、進歩がグンと早まりますよ。

練習をしていて、ある音型がどうもしっくりこない…。コントロールしているつもりでも、転んでしまったり、ほかの鍵盤を触ってしまったり…、といった経験がおありですか?そんな時に「弾けない理由」を発見できるのが、このオクターブ変化練習法です。

僕は2つの「弾けない理由」を発見しました。
1.手首を曲げて弾いてしまっていること。
2.1拍をひとかたまりで弾けないこと。


この動画を撮りながら、僕自身大きな発見がありました。それは、同じ音型でもオクターブが変わることで弾き方を変える必要があるということです!皆さんを通して、新しいことを学べて嬉しかったで。こうして教わることも多いのが、ピアノをやっている楽しみの1つですね。

【ピアノ】反復練習の魔法と呪い



今回は、「反復練習の魔法と呪い」と題して、反復練習についての動画です。

反復練習、大切ですよね。けれども、反復練習は「やり方」によって、皆さんのピアノへの魔法になったり、また呪いにもなります
反復練習の効果を最大限に発揮するためには、あらゆる側面に細やかな注意を払い続け、理想の演奏へ近づけていく必要があります。そのためには、1回ごとにフィードバックし、自身の身体感覚と音楽を磨き上げていきましょう。

反復練習の魔法を使うためには、「ただ同じことを繰り返す」のではなく、「同じことを違う視点や方法で繰り返す」ことが重要です。 「同じことを違う視点や方法で繰り返す」ことで、自身の身体感覚と音楽を磨き上げていきましょう。「何をするか」ではなく、「どのようにするか」にこそ、鍵があります。

一緒に反復練習の魔法使いになりましょう!

リスト:ソナタロ短調 僕がたまらなく好きなところ集




リスト:ソナタロ短調 僕がたまらなく好きなところを集めてみました。

【ピアノ】鍵盤への手の置き方



鍵盤へ、手をどのようにおいていますか?今回はピアノを弾くときの、鍵盤への手の置き方についてお話します。鍵盤に手を置くとき、ついつい鍵盤に対して手をまっすぐ置いてしまっていませんか? 

そこで、なぜ鍵盤にまっすぐ手を置いてしまうのだろう…と考えてみたのですが、知らず知らずのうちに、無意識にそうしてしまっているのではないかと考えています。皆さんは「ナッジ」という言葉を聞いたことがありますか?これは行動科学の言葉だそうなのですが、「人が意思決定する際の環境をデザインし、自発的な行動を促す」ことだそうです。

鍵盤にもまっすぐなラインが見えますよね。正確に言うと鍵盤と鍵盤の間のラインですが、これを僕たちはこれにナッジされて、ついつい鍵盤に対してまっすぐ手を置いてしまっていませんか?手にとって、このように手首がカクンと折れ曲がることは、しんどいことです。なので、鍵盤と鍵盤の間のラインにナッジされてしまわずに、手の心地よさの方を優先しましょう。

手の心地よさの方を優先することで、2つのメリットがあります。1つは、手に負担が少なく楽だということです。音楽の魔法や作品の本質に迫るためには、気持ちや意欲においては、苦労やしんどさを厭わずに取り組むことが必要です。けれども、身体は楽に使いましょう。その方が、あなた自身の音楽をより魅力的にしてくれるはずです。

2つ目は、鍵盤の奥行きを使うことができるということです。鍵盤はこれだけ長さがありますよね。打鍵する点だけで鍵盤を使うのではなく、面で使うことでさらなる表現につなげていくことができます。

GOYA(合屋正虎):Oblivion



GOYA(合屋正虎):Oblivion

【練習ノーカット】完成度が爆上がりするネコネコ練習法



練習ノーカット でお届けする完成度が爆上がりするネコネコ練習法です!

僕が名付けているこのネコネコ練習法は、ネコのクリップを10枚使います。ネコのクリップ10枚をピアノの譜面台のどちらか側にまとめて置きます。

・小さなパッセージを選んでください。
・納得する演奏ができたら、クリップを動かして下さい。
・上手くいかなかったり、納得できなかったら、クリップを戻してください。
・クリップを戻したときは、必ず何が原因なのかを探り、修正のための確認をしてください。
・10個のクリップすべてを移動できたら、おしまいです。


僕は、ネコのクリップを10枚使いましたが、もちろん、ネコのクリップでなくても差支えありません。ボタンを10個でも、消しゴムを10個でも何でも良いです。ただ、おススメは何かご自身の気分が上がるものがいいと思います。と言うのも、ご覧下さったように集中力と忍耐を要求される練習法です。皆さんにとって何か気分の上がる10個の何かを用意して、ぜひやってみてくださいね!

プロフィール

Noritaka ITO

Author:Noritaka ITO
伊藤憲孝(ピアノ)
1978年生まれ。オランダ・アムステルダム、ドイツ・ベルリンで研鑽を積み、イタリアでの18th Citta di Valentino International Competitionで第1位、アメリカでのGolden Classical Music Awards International Competition第1位を受賞。日本国内主要都市をはじめ、アメリカ合衆国、ドイツ、オランダ、オーストリア、スロヴァキア、イタリア、セルビア、マレーシア、韓国など世界各国で演奏を行なっている。ローマではメディチ荘および在ローマ日本文化会館に招聘され「酒井健治ピアノ作品全曲演奏会」を行うなど、近年は同時代の作曲家の作品に積極的に取り組み、その演奏は、The New York Times(アメリカ合衆国)をはじめ、Die Neue Zeitschrift für Musik(ドイツ)、Rundfunk Berlin-Brandenburg(ドイツ)などで取り上げられている。スロヴァキア国立歌劇場管弦楽団をはじめ国内外のオーケストラとの共演。室内楽奏者として、NHK交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、広島交響楽団、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、香港シンフォニエッタ、マレーシア国立交響楽団各奏者との共演など、活発に活動を行なっている。
 録音は、国内でディスク・クラシカよりCD <Beethoven, Activated>と<ベートーヴェン/リスト:交響曲第7番他>をリリース。ヨーロッパにおいては、ベルリンのKreuzberg Recordより世界初録音の4曲を収録したTrio kuのCDアルバムがリリースされている。
また、iNos Recordsよりインターネット配信限定となる<ムソルグスキー:展覧会の絵>、<ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番>がiTunes、AmazonMP3などを通して世界111ヶ国の国と地域にリリースされている。
 現在、福山平成大学准教授、エリザベト音楽大学大学院非常勤講師をつとめると同時に、マレーシアのSEGi College universityでのマスタークラス、トーキョーワンダーサイトでのワークショップなど、各地で後進の指導を行っている。

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